その時その瞬間を切り取る写真。
その時の気持ちすらもタイムスリップしたかのように
鮮明に思い出す事ができる。
それは写真に限った事ではなく
あの頃によく聴いた曲
あの頃よく遊んだ場所
あの頃の懐かしいにおい。
その他沢山のものが、写真のアルバムであるかのように記憶を宿している。
ずっと引き出しの奥底に何年も眠っているあいつもそんな記憶を宿していたりする。
何らかの理由で出番はなくなったが、
手放せない、手放したくない、捨てられないモノ。
あの人からの手紙や
あの人からのプレゼント。
それらは送り手の気持ちが入っているからに他ならない。
きっとそれは洋服でも同じだ。
衣替えというイベントを幾度となく潜り抜け、捨てる事が出来ない服。
もうボロボロなのに、着ないかもしれないのに。
その理由はいくつもあるだろうが
創り手の拘りが伝わり、
それが理由で手放すことが出来ないとしたら
創り手としてこの上ない喜びだ。
TAVERNはそんな服でありたい。
そんな服を創っていきたい。
Enharmonic
COLUMN