COLUMN

In the beginning


こんにちは。
ENHARMONICです。

2011s/sのデリバリーが始まりました。

2010A/WからスタートしたTAVERNですが、
今まであまり語っておりませんでした、私たちの服づくりにもう一歩踏み込んで書いてみようと思います。

正直、沢山有りすぎてとても全てを書く事はできませんが。
そして、今まで語らなかった理由もあります。
こういったことを書くのは最初で最後かもしれません。

まず、大切にしていることに、

ロックであるかどうか。

そして、

クラシカルであるかどうか。

この2つのバランスはタヴァーンの核となる部分だと思っています。

それの表現法方として、パターンや、生地、付属、ディテールなどは当然として、それらを生かすステッチワーク、始末の仕方、染めや加工、膨らみや立体感など見た目に関わる事はもちろん妥協は出来ません。
が、それ以上に大切にしていることは、時代背景や、文化、歴史など、先人たちが築いたものを落とし込む事に重きを置いています。

何も知らないから出来る事もありますが、私たちが表現したいのは、過去を知った上で新しいものを生み出したい、と思っています。
ですから、TAVERNの服は斬新というよりも、
体温を感じ、どこか懐かしささえ感じるかもしれません。

そしてもう一つはSTYLEを創りたいと考えています。

ファッションを含め歴史を振り返ると、やはりメンズの世界にはカルチャーやSTYLEが重要だと考えます。

スタイリングとしてのSTYLE。
TAVERNというブランドとしてのSTYLE。

もちろん、アイテム単体で良い服を創る。
というのは大前提で、

私たちはSTYLEを創りたいと考えています。

そして、魂の乗り移った服たちは、

「服そのものが語る。」

そう信じています。

これからもそんな、精神の奥底に伝える、伝わる服を創っていきたいと思います。