COLUMN

祭りのあと

展示会も終わり

ようやく落ち着いたこの頃

次のシーズンのアイデアを出すまでの間(ま)でもあり いつも物思いに耽る時期でもある

展示会を行うといつも感じることがある

それは展示会やコレクションの日程の長さだ

東京はメルセデスが中心となって 東京ファッションウィークとしているが

展示会などを含めるとその前後数週間がだいたいシーズンとなる

この数週間に日本の地方や世界中からバイヤーたちが集まり次のシーズンの洋服をピックアップする

数週間にわたってランウェイや展示会などが開催されるため

日程がバラけてしまい盛り上がりに波がついてしまっている現状

また地方から来るバイヤーは長く滞在するか複数回にわたって出張を繰り返すことになる

しかし複数回というのは費用面で考えてふさわしくないため日程を絞った中期滞在が主流

自店の主要ブランドを中心としたバイイングでの日程となり

その日程に合わないブランドには触れることはない

ブランド側がもっとヨコの繋がりを強く持ち

情報を共有しあうことで日程を集約し様々なブランドに触れる機会を作ることが出来れば

今以上に東京ファッションを盛り上げることが出来るのではないだろうか

マーケット主体である現代ならそういう発想も必要なアイデアのひとつである

Enharmonic