1日バングラデシュで起きた事件では多くの人が犠牲になりました
ここにご冥福をお祈りいたします
バングラディシュは繊維業界においても
服飾製品はもちろんのこと服飾雑貨なども含めて多岐にわたって生産されていて
とても重要な生産拠点となっている
現地での資材調達などまだまだクオリティが追いついていない状況もあるが
日系企業の進出も昨年時点では200社を超えていて過去5年で2倍にもなっているなかで
後発発展途上国ではあるものの
未来ある国であることに間違いはない
このようなことがなくなり
世界中の人々が平和に暮らせる日が来ることを祈るばかりである
世界中の平和を願う
Enharmonic
マトウ
「纏う」
身体を外敵や寒さから守るだけならば布の状態で纏ってもいい
洋服を纏うのは
より機能的に身体を動かすため
いや
自分自身の内面を表せるから
毎年ずっと同じ服で過ごしている人はごく稀である
昨年の今頃と格好が違うのは昨年の今頃の自分とは違う自分がそこにいるから
ではブランドを身に纏うとは
その服に身を包むことで高揚感を感じ 心の充足感を味わう愉しさがそこにはある
ワクワクすることが何よりもその人自身を輝かせ続けるという
いつまでもワクワクを届けていきたい
Enharmonic
良いモノ
良いモノの定義は非常に難しい
安いこと?
いつも買えること?
環境に優しいこと?
安心感があること?
他人に羨ましがられること?
良いモノの定義は千差万別
生活環境によっても大きく違ってくるであろう。
そんな中で1つだけ挙げるとするならば
継承させたいモノ。(継承されていくモノ)
きっと環境や時代で変化するとは思うが
自分にとっての良いモノとは?
いま一度 考えてみるのも良いかもしれない。
Enharmonic
スカジャン
ノームコアが終わったという新聞の記事を目にした
今流行しているスカジャンを例えにして
派手なものがトレンドになっているということだ
確かに
街中でも雑誌でも
いたるところで着られているところをみると
この春夏のメガヒットアイテムとも言えるだろう
そんなスカジャンは
横須賀ジャンパーが由来で
横須賀基地のアメリカ軍の軍人が
記念や所属部隊のエンブレムなど
様々な刺繍を施して楽しんだところから生まれたものだ
いわゆるカルチャー的なもの
みなさんが見ているスカジャンの柄は
どなような刺繍が施されていますか
そんな柄を見て
そのルーツを探ってみるのもよいのではないだろうか
それもまたファッションの楽しみ方のひとつなのだから
Enharmonic
Accesorio
繊細であり大胆。
丁寧であり大胆。
緻密であり大胆。
一過性のものではない大胆さ。
経験からくる大胆さ。
日本の美の多くにそれらを感じることができる。
角張り過ぎてはいけない。
ただ
丸くなり過ぎてもいけない。
少し引っかかりがあること。
何事も少しくらいイビツな方が面白い。
愛着とは
いつもそんなところからやってくる。
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アイサツ
最近買い物時に感じる違和感
洋服を買おうとある店に入店すると
こんにちわ
と声をかけられた
よくある挨拶だがとても違和感を感じた
初めて入った店で
すれ違う店員すべてに声をかけられ
さらには同じ場所を通るたびに
同じ店員に何回も声をかけられた
なじみの店で
目を合わせての挨拶であれば
それも理解できるのだが
こんにちわ に限ることではないが
こんにちわ と言うなら相手の目をみて心を込めても良い
たかが挨拶
されど挨拶
見た目の次に与えるその人の印象だということを
今一度考えさせられた瞬間だった
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Peach blossom
寒暖の差が激しい日が続いているが
暖かい日は3月の陽気を感じることが出来る。
梅の花が終わり
桃の花が春を告げにやってくる。
モモは中国原産で
日本への渡来はかなり古く
弥生時代まで遡ることができる。
桃は古くから魔除けの力があるとされ
女の子の成長と幸福を願う行事として
桃の節句が広まったともいわれます。
モモの名称の由来にある様に
百(もも)の実を生らせたいと思う。
花詞の「天下無敵」と共に
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ソウゾウ
創造とは新しいものを生み出すことをいう
そして
創造のためには
たくさんの退屈な時間が必要だともいう
このような点を加味すると
創造とは考えて造られるものではなく
突然の思いつきから生まれてくるものになるのではないだろうか
そんなもののようにも捉えられる
一方
想像とは
過去の記憶から得られた表象だと言われる
つまりは自分の経験から造られるもの
すなわち
創造と想像は真逆にあるものだということが言える
突然降って湧いてくるかもしれないものと
自らの経験で構築されていくもの
創造と想像は似て非なるもの
創造することと想像することを両立させることが大事な時代なのかもしれない
Enharmonic
Experience
近年 海外ではアナログレコードの復権がニュースとなり
ここ日本でもその波を感じることが出来る。
大小様々なメーカーがアナログレコードプレーヤーの発売を発表し
アナログの楽しみ方なる書籍も目に付くようになった。
それもHow to本であることから若年層向けであろう。
デジタル時代の反動なのか アナログレコードを知らない世代にはどうやら新鮮に感じるらしい。
確かにデジタルにはない”体験”がそこには詰まっている。
アパレル業界にこれに当てはまる体験があるかは分からないが
ショップで生地を感じ、着用し、何よりも出会ってしまった様な衝撃は
それに近い”体験”であるに違いない。
1つでも多くの”体験”を届けられるブランドでありたい。
よりvaluableなものを。
Enharmonic
伝えたいこと
暖冬と思われていたが
ようやく冬本番の季節がやってきた
これだけ寒くなると
重衣料と呼ばれるダウンジャケットやメルトンコートといわれるものが
マストアイテムとなってくる
ピーコートやダッフルコートなどに多く使われている
このメルトンという素材
昔はウールだけでで織られていたものだ
それが原料高や時代の流れで
ナイロンを混ぜて紡績し織り上げることが多くなってきている
リーズナブルに商品を供給できる点や紡績の際の効率化を図る点では最良の策と言えるが
本来の機能でいうと少し異なる方向に進んでいるように思う
それは本来ウールの持つ
外気温に応じて膨張も縮絨もするという機能が低下してしまっていることだ
ナイロン素材が入ることでこの膨張しようとする機能を妨げ
ウール本来の保温能力を低下させてしまっているのだ
先にも述べたように
原料高や生産性が理由であるがゆえに価格にも影響している
すなわち
安い商品にはこのような本物の性質がない場合も多い
今一度伝えたいこと
それは
高いということと安いということには
それぞれきっちりとした理由があるということである
Enharmonic