COLUMN

マトウ

「纏う」

身体を外敵や寒さから守るだけならば布の状態で纏ってもいい

洋服を纏うのは

より機能的に身体を動かすため

いや

自分自身の内面を表せるから

毎年ずっと同じ服で過ごしている人はごく稀である

昨年の今頃と格好が違うのは昨年の今頃の自分とは違う自分がそこにいるから

 

ではブランドを身に纏うとは

その服に身を包むことで高揚感を感じ 心の充足感を味わう愉しさがそこにはある

 

ワクワクすることが何よりもその人自身を輝かせ続けるという

いつまでもワクワクを届けていきたい

Enharmonic

良いモノ

良いモノの定義は非常に難しい

安いこと?

いつも買えること?

環境に優しいこと?

安心感があること?

他人に羨ましがられること?

良いモノの定義は千差万別
生活環境によっても大きく違ってくるであろう。

そんな中で1つだけ挙げるとするならば

継承させたいモノ。(継承されていくモノ)

きっと環境や時代で変化するとは思うが

自分にとっての良いモノとは?

いま一度 考えてみるのも良いかもしれない。

Enharmonic

スカジャン

ノームコアが終わったという新聞の記事を目にした

今流行しているスカジャンを例えにして

派手なものがトレンドになっているということだ

確かに

街中でも雑誌でも

いたるところで着られているところをみると

この春夏のメガヒットアイテムとも言えるだろう

そんなスカジャンは

横須賀ジャンパーが由来で

横須賀基地のアメリカ軍の軍人が

記念や所属部隊のエンブレムなど

様々な刺繍を施して楽しんだところから生まれたものだ

いわゆるカルチャー的なもの

みなさんが見ているスカジャンの柄は

どなような刺繍が施されていますか

そんな柄を見て

そのルーツを探ってみるのもよいのではないだろうか

それもまたファッションの楽しみ方のひとつなのだから
Enharmonic

 

Accesorio

繊細であり大胆。

丁寧であり大胆。

緻密であり大胆。

一過性のものではない大胆さ。

経験からくる大胆さ。

日本の美の多くにそれらを感じることができる。

角張り過ぎてはいけない。

ただ

丸くなり過ぎてもいけない。

少し引っかかりがあること。
何事も少しくらいイビツな方が面白い。

愛着とは

いつもそんなところからやってくる。

Enharmonic

アイサツ

最近買い物時に感じる違和感

 

洋服を買おうとある店に入店すると

 

こんにちわ

 

と声をかけられた

 

よくある挨拶だがとても違和感を感じた

 

初めて入った店で

 

すれ違う店員すべてに声をかけられ

 

さらには同じ場所を通るたびに

 

同じ店員に何回も声をかけられた

 

なじみの店で

 

目を合わせての挨拶であれば

 

それも理解できるのだが

 

こんにちわ に限ることではないが

 

こんにちわ と言うなら相手の目をみて心を込めても良い

 

たかが挨拶

 

されど挨拶

 

見た目の次に与えるその人の印象だということを

 

今一度考えさせられた瞬間だった

 

 

Enharmonic

Peach blossom

寒暖の差が激しい日が続いているが

暖かい日は3月の陽気を感じることが出来る。

梅の花が終わり

桃の花が春を告げにやってくる。

モモは中国原産で

日本への渡来はかなり古く

弥生時代まで遡ることができる。

桃は古くから魔除けの力があるとされ

女の子の成長と幸福を願う行事として

桃の節句が広まったともいわれます。

モモの名称の由来にある様に

百(もも)の実を生らせたいと思う。

花詞の「天下無敵」と共に

Enharmonic

ソウゾウ

創造とは新しいものを生み出すことをいう

そして

創造のためには

たくさんの退屈な時間が必要だともいう

このような点を加味すると

創造とは考えて造られるものではなく

突然の思いつきから生まれてくるものになるのではないだろうか

そんなもののようにも捉えられる

一方

想像とは

過去の記憶から得られた表象だと言われる

つまりは自分の経験から造られるもの

すなわち

創造と想像は真逆にあるものだということが言える

突然降って湧いてくるかもしれないものと

自らの経験で構築されていくもの

創造と想像は似て非なるもの

創造することと想像することを両立させることが大事な時代なのかもしれない

Enharmonic

Experience

近年 海外ではアナログレコードの復権がニュースとなり

ここ日本でもその波を感じることが出来る。

大小様々なメーカーがアナログレコードプレーヤーの発売を発表し

アナログの楽しみ方なる書籍も目に付くようになった。

それもHow to本であることから若年層向けであろう。

デジタル時代の反動なのか アナログレコードを知らない世代にはどうやら新鮮に感じるらしい。

確かにデジタルにはない”体験”がそこには詰まっている。

アパレル業界にこれに当てはまる体験があるかは分からないが

ショップで生地を感じ、着用し、何よりも出会ってしまった様な衝撃は

それに近い”体験”であるに違いない。

1つでも多くの”体験”を届けられるブランドでありたい。

よりvaluableなものを。

Enharmonic

伝えたいこと

暖冬と思われていたが

ようやく冬本番の季節がやってきた

これだけ寒くなると

重衣料と呼ばれるダウンジャケットやメルトンコートといわれるものが

マストアイテムとなってくる

ピーコートやダッフルコートなどに多く使われている

このメルトンという素材

昔はウールだけでで織られていたものだ

それが原料高や時代の流れで

ナイロンを混ぜて紡績し織り上げることが多くなってきている

リーズナブルに商品を供給できる点や紡績の際の効率化を図る点では最良の策と言えるが

本来の機能でいうと少し異なる方向に進んでいるように思う

それは本来ウールの持つ

外気温に応じて膨張も縮絨もするという機能が低下してしまっていることだ

ナイロン素材が入ることでこの膨張しようとする機能を妨げ

ウール本来の保温能力を低下させてしまっているのだ

先にも述べたように

原料高や生産性が理由であるがゆえに価格にも影響している

すなわち

安い商品にはこのような本物の性質がない場合も多い

今一度伝えたいこと

それは

高いということと安いということには

それぞれきっちりとした理由があるということである

Enharmonic

Linen

わたしたちがコレクションの中でもよく使用する 麻

大きくわけてリネンとラミーという種類があり

リネンは繊維が長いことから柔らかい風合いだったり

ラミーはその逆で少し固めの風合いだったりと

それぞれ別の特徴をもちます

そんな麻の歴史はとても古く

昔は寝具などで多く使われていました

 

ちなみに

ホテルなどにあるリネン室というのは

このリネンの寝具の保管庫という意味で

リネン室といいます

また

軍需産業でも幅広く使われており

テントや軍服やトラックの帆などに

使われておりました

 

この2016SSのコレクションでは

その麻を

日本軍にも供給していた

京都のアカイという会社のファブリックを使用しています

これは生地のブランドと言っても過言ではなく

日本の誇るリネンブランドのひとつと言えるでしょう

太目におられた糸を用いて厚く仕上げた素材です

麻とは思えないくらいの風合いを感じられます

アイテムはコートです

 

麻には寝具で使用されていたことでもわかりますが

清涼感もあり保温性もあります

 

オールシーズン着用可能な麻を

TAVERNを通して感じてみてはいかがだろうか

 

Enharmonic