COLUMN

ファッションを自由に

ファッションを楽しめるということは

とても贅沢なことだ

現代ではファストファッションの発達により

安価で購入できるデザイン性に優れた衣類が多い

そのため様々な人がファッションを楽しむことが出来る

そして

それに気づかないということは

一種の平和ボケに近い感覚のように感じる

近年

発展途上にある中国

国の発展と経済の発展を成し遂げてきているが

そんな中国の上海でさえもまだ自由にファッションを楽しめないのが実情のようだ

それは

国の規制がそうさせる

例えば中国国外のネットショッピング

閲覧し購入意欲が湧いても

中国には運送をしていないために

購入できないということあるらしい

ファッションなのだから

もっと自由であってほしい

世界中の人々がファッションを楽しめる時代が来ることを願いたい

Enharmonic

Like rainy day?

梅雨に入り雨の日が多くなる時期だが

最近は

雨の日でも気分を楽しくする

オシャレなアイテムが増えた。

一昔前では考えられなかったほど充実し

全身を雨天仕様のアイテムでコーディネートしても

普段着と遜色ないほどのオシャレができる。

そんな雨具の登場によって

雨の日でも快適になり

楽しくなり

むしろ

雨の日が待ち遠しくなったりする。

こういったオシャレアイテムは

今後 シチュエーションごとに

多様化するに違いない。


単なる モノ ではなく

普段の生活を少しでも

快適にし

気分が昂揚するような

モノ創りをつづけていきたい。

Enharmonic


Do you know…?

つたわっていますか?

かんじていますか?

みていますか?

きいていますか?

スマートフォンなどのツールの発達によって

情報はいつもそこにある日常を送っている

知りたい時に知りたい事を知ることが出来る

そしてその情報はインターネット、そしてSNSなどを通じて

まるで伝言ゲームの様に流れていく

この伝言ゲーム

最初の情報がすべてそのままに伝わっていればよいのだが

そうでないのがほどんど

ブログやツブヤキなどの文字数制限的な要素も相まってか

その情報の表面を少しずつ削り取っていくだけのように感じる

わたしたちも

このコラムはもちろん

様々なシチュエーションで

衣服に対する考えと

衣服に込めた考えを

情報として流している

このすべての情報が

衣服を着ているすべてのひとに

伝わっていっていることを願いたい

Enharmonic

descriptive label

ディスクリプティブ・レーベルとは

品質表示のことである。

製品に対する

素材内容を表記した

「組成表示」

洗濯に対する

「取扱い表示」や「絵表示」

ウールマークなどの

「品質保証マーク」など

表記は規定によって細かく定められている。


TAVERNでは

洗濯ネームに付随して

ある注意書きを表記している。

1つは

「敬意のない商品のコピーはお避けください」

2つ目は

「個人の営利目的のネット販売はお避けください」

どちらの注意書きも

告訴する為の表記では勿論ない。

どちらかといえば遊び心に近いニュアンスで表記している。


色々な事が

簡単になった現代だから

いま一度

考えてほしいのだ。

クリエイトすること。

愛着をもつこと。

考える工程が一つ増えること

それは

とてもクリエイティブなことの様に思う。

Enharmonic

haute couture

オートクチュール

まさに現代には存在しないと言っても

過言ではないくらいの言葉である

ヨーロッパでは

高級仕立服のことを指し

デザイン(注文)から生地

パターンから仕立て(縫製)まで

すべてが最高級の集合体の意味を持つ

そして

洋服業界のシステムを変えたのもそのひとつ

オートクチュールの誕生前は

お客が生地を買い、付属を買い、

縫製場に持ち込むというシステムだったが

オートクチュールの誕生により

客は洋服を選んで買うということに切り替わっていく

現代のファッションシーンには合わないことだが

この精神

すべてを高級なものの集合体にするということ

高価な材料だけではなく

高度な技術と

高等な感覚

そういう集合体のものこそ

現代に残す

オートクチュールなのかもしれない


Enharmonic

a song of praise

TAVERNは

理想を意志し

革命を目論む

同志達が着る服である。

現代は

疑問を持たなければ

不自由しない時代で

ある程度は

平穏な生活をおくることができる。

しかし

そんな現代の中でも

現状に満足せず

より高みを目指し

少しでも良くなる様に

新しい挑戦に挑む

戦士たちがいる。

ジャンルは関係なく

各々の

そんな戦士達の

志を

讃える服でありたいと思う。

Enharmonic

視点

今週初め 

日本はキンカイニッショクで盛り上りを見せた

このキンカイニッショク

月が地球の軌道において太陽と重なる時

月の軌道上で一番地球から離れた部分で重なることから

大きさの違いが生まれ

あのリングが出来る仕組みになっている

そのキンカイニッショクを求めて

日本人は様々なことにチャレンジしていた

月の軌道を求める人

月の軌道の境界線を求める人

太陽専用カメラで撮影する人

水中カメラで水中から撮影する人

このように

人はひとつのものに対して

様々な視点とその角度を持とうとする

これはファッションに非常に似ているように思う

ファッションという一つのものを

それぞれが様々な視点をもち角度を持ち

このように多種多様なスタイルやコーディネートなどが生まれている


今回のキンカイニッショクにおいて

日本人がオシャレだと言われるその理由の一部を

垣間見た気がする


Enharmonic

really?

現代は

REMIX

または

EDITの時代だと言われている。

オリジナルは出尽くし

過去のオリジナルを

今の時代に合わせ

組み換えたり

違うアレンジを加えたり

掛け合わせたりすることで

新しい価値を持たせる。


そう

全ては出尽くしたのだ。


本当にそうなのだろうか?

そうなのかもしれない。

前者の作業も埋もれたオリジナルを

掘りおこし

次世代に繋ぐ

大切なコトである。

しかし

「出尽くした」

とは思いたくはない。

「出尽くした」の中での葛藤と

「まだ出尽くしてない」の中での葛藤の差は

大きい。

創造の限界を

自分自身でつくらない。

「出尽くしてない」

そう思えば

出尽くしては

いないのだから。

Enharmonic

ブランド再生

アメリカやヨーロッパに

昔は一斉風靡したが

今ではもう名前しか残っていないようなブランド

例えば

実際に古着屋に行かないと手に入らないようなブランドの多くがそれに当たるのだが

それを現代に復刻させる

つまりその権利を得て製作と販売を再開する

過去を振り返ったときに

それは決して珍しくはないのだが

そういうブランドが
存在する

ここ十数年の間だけでも

見事な復活を成し遂げたブランドはいくつかある

そしてこの世界には

まだまだ表に出ることなく

眠っているブランドがいくつも存在するに違いない

Enharmonic

エゴを殺す

自分のエゴを殺し

生地と対話する。

良い生地は全てを教えてくれる。

シルエット

縫製

加工

仕上げ

付属

要するにデザインそのものを教えてくれる。

点と点を結び

線にし

円にする。

点と点との結びつきは

奥行きを与え

その線で創った円は

強固なクリエイションとなる。

デザインの為のデザインをするのではなく

自分を取り巻く全ての要素を引き出す事こそが

自分らしさを発揮する

方法なのかもしれない。

そして

その幅を広げてくれるのは

経験と

知識と

探究心なのではないだろうか?

Enharmonic