COLUMN

WAKU WAKU

Enharmonic結成以来

初期の頃から活動している

筑波大学附属視覚特別支援学校の

生徒達とのディスカッション

もうすぐ第二回ファッション講義が控えている。

弱視であったり 見えなかったり

様々な子供達との触れ合いは

私たちが忘れていた

何か

を思い起こさせ

生徒達から学ぶことが本当に多い。


服を着るという行為には

いくつもの理由が存在すること。

身体を隠す為 寒さをしのぐ為だけで

今日の服を着ていないコトに気づく。

前回 子供達が教えてくれた

ファッションの楽しさ。

それは一体どこから来るのだろう?

確信に迫れるかは分からないが

ニュアンスからもう一歩踏み込んだ

報告が出来ればと思う。

Enharmonic

ゼロからイチへ

デザインの本来あるべき姿

まったく何もない所から

芽をだすということ

しかし

モノと情報が溢れかえって埋もれてしまっているのが現実

そのため

イチを倍数 そして無限大へと変えていくことしか出来ない

ゼロがどこか

ゼロが何か

それを探すことから

デザインという作業が始まる

本来のあるべきところ

原点に

戻るという作業

Enharmonic

大きな流行 小さなトレンド

インターネットの普及から

細分化が始まり

大きな流行はなくなっている。

では 定番アイテムはどうであろう?

アンダーウェア以外で

毎年着回しが出来ている

定番と言えるモノも

案外少ないのではないだろうか。

そこには大きな流行とは別に

小さなトレンドが作用している。

衿の大きさや台襟の高さ

シルエットや丈

素材感やステッチワーク

パッカリングやシワ感

例をあげたらキリがないが

そんな微妙なニュアンスを

感じとれるかどうかが

現代のオシャレなのかもしれない。

Enharmonic








ニットの需要

今季の店頭を見ていると

ニットアイテムの多さに目を奪われる

ニットが今季の流行だからということなのだろうが

流行すると必ず増えるのがそのバリエーション

細ゲージの定番的なものはもちろん

太ゲージのものや手編みのもの

素材も様々で

ウールメインの定番系から

コットンがメインのものまで様々に思う

さてこのニットの需要はどこまであるのだろうか

日本には四季があり冬がある

しかしヒートテックなどの機能素材の発達と

駅ビルや地下商業施設の発達により

電車を移動の軸に考えた場合

ある程度温暖な環境下でことを済ませてしまうことも可能だ

流行になっているということは

機能よりもファッション性を求められるのだろうが

中間衣料であるニットがどこまで伸びるのかということもある

この秋冬が終わった時に

果たしてどのような結果になっているのだろうか

Enharmonic

サステイナブル

近年 様々な分野で使われ

確かにそれが必要な社会にある。

小さなことだと

自分のこと

大きなことでは

地球環境など。

服を創る上でも

ブランドとしても

大小関係なく大切な要素である。

これは言わば

未来を見据えること。

出来るだけ先を

出来るだけ具体的に

自分の脚で立つということ。


一過性のモノでは意味がない。


予定調和から脱却し

新しい価値観で再構築することで

オリジナルリティーのある

サステイナブルなモノを。

Enharmonic

麻の変化

ひとむかし前

麻は春や夏の素材として扱われていた

それが最近では

麻を秋や冬に扱うことも多くなってきている

麻100%の表記ではもちろんないが

混紡といって麻の繊維と他の繊維を紡績して

糸にしていくというものだったり

交織といって麻の糸とその他品質の糸をタテとヨコで

打ちかえたりするものだったり

そうすることで

麻100%のものとは

表情が異なる素材に変わっていく

麻が少しずつ進化をしているという証だ

素材もこうして

少しずつ姿を変え形を変え

進化しているのだ

Enharmonic

KOTOZUKE

TAVERNにとって

ショーとは

服を発表するだけの場ではなく

メッセージを発する場である。

もちろん現代では

個人でも世界に向けたメッセージを

簡単に発信する事ができる。

それでもTAVERNのショーでは

メッセージを大切にしている。

それも出来るだけ

社会性のあるメッセージを。

きっと未来は

昔より

ショーの記録

コトバの記録

全ての記録が沢山残り

簡単に引き出す事ができる。

だからという事ではないが

何かのヒントになる様なメッセージを残したい。

そして

ポジティブなメッセージを心掛けているが

時に反発を生むことがあるかもしれない。

しかしその反発も

ひとつのエネルギーの様に思う。

社会性のあるメッセージを。

カルチャーとは

そんなエネルギーと

社会へのメッセージなのだから。

Enharmonic


プロであるということ

ファッションに限らず

モノをツクルということは

決してひとりで できることではない

ファッションブランドにしても

デザイナーがいて成立する時代ではない

様々な人たちが関わりあって

ひとつのものがツクラレテいく

それはつまり

ツクル過程のすべてに

手抜きが出来ないということだ

だからこそ

それぞれの分野に

プロフェッショナルとよばれる人たちが存在する

もしかしたら

プロフェッショナルというのは

いっさいの妥協を許さない

そんなひとたちのことを

いうのかもしれない

Enharmonic

multiverse

宇宙は一つだけではないと言う

いくつもの宇宙が無限に存在するという発見がされている

それは一人一人目の前に広がる世界にも通ずることだと思う

自分で枠を設けない 制限をつけない

実践するのは容易なことではないが

それが実践出来れば無限の宇宙(可能性)が眼前

に広がり 実現していく

枠を設けない 制限をつけない

TAVERNの今回のコレクションで感じて

頂きたい

Enharmonic

100のありがとう

知らないブランドだった

聞いたこともないブランドだった

何事も新しい何かを評価する時は怖いように思う。

そんなTAVERNに

気づけばFacebook「100いいね!」

心から


「ありがとう。」


これからも

私たちにしか出来ない

ENHARMONICだからこそ出来る

クリエイションを

真摯に続けていこうと思う。

~Love Saves the Day~

「ありがとう」

大好きな言葉の一つだ。

Enharmonic