COLUMN

こんな時代だからこそ

インターネットが発達し家にいたまま商品を購入出来る時代

 

いかに便利なサービスが出来るかということを考える反面

お店の重要性または接客のサービスとは何かを考える

そんな時代だ

 

どちらが良いとか適しているとかそういうことではなく

そういう相反する部分がどんどん顕在化している

 

それはなぜか

人と人が触れ合う機会が減少しているからだ

その事はコミュニケーション能力の低下にも繋がっている

 

食事や散髪などの行為の場合はそこに行かなければ成立しないため

その行為自体がサービスを呼ぶことに繋がる

 

しかし衣類はそうではない

現にインターネットでの売上の比率がどのお店も大きい

 

前述の食事や散髪についてはその場でないと味わう事ができない

 

すなわち体験というライブ感がお客様を呼び込む方法にもつながるのではないのか

そしてそれがコミュニケーションを造るきっかけにもなるのではないか

 

そういうところからコミュニケーションが増え

人と人が繋がる世界になることを願う

Enharmonic

early majority or late majority

アーリーマジョリティーとは

平均より早くに新しいものを取り入れる前期追随者。

レイトマジョリティーは

後期追随者である。

マジョリティーの中で早いか遅いかということは

すでに大衆化している中でという定義だ。

全てのモノ事にはイノベーター(革新者)がいる。
ファッションで言うとインターカラー(国際流行色委員会)が流行色を決める。

その流行がマーケットに落ちるのは約2年後である。

しかしそんなトレンドも市場に落ちず空振りに終わる事も多々ある。

現代で大切なのはイノベーターとマジョリティーを繋ぐ

アーリーアダプターと呼ばれる人達なのだと思う。

彼らは流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。

このフィルターを真剣に鍛えていかねばならない時代の様に思う。

Enharmonic

発信と継承

海外には

日本の文化を発信していく政策を
クールジャパンという
近年世界でも人気の高い日本のアニメやゲームを中心に
ファッションや観光サービスといった文化を発信している
文化を発信するということは
日本でもその文化を絶えずに守っていかなければならないことにもなる
そして
その中には
古くから伝わる伝統と言われるようなものも多く存在する
しかし伝統を守るための人だったり環境だったりが守られているだろうか
発信していくことと同時に
それを絶やさない努力もまた
同じくらい必要のことに思う
Enharmonic

ポリバレントクローズ

現在ワールドカップが盛り上がりをみせている。

サッカーの話題を通じて耳にした

ポリバレント という単語

もともとは化学の分野で 多価 を意味する言葉らしいのだが

サッカーではユーティリティに近い意味合いで使われる。

要するに1人がいくつものポジションを熟すことが出来るということ。

これを服として置き換え

ポリバレントクローズと当てはめてみると

一つの服に幾つかの 多価値

を見出すことが出来る。

沢山のシチュエーションにマッチしたり

雨風を防いだり

渇きが早くシワになりにくかったり

普通に見えてそんな多機能が備わっている

同じデザインで同じ価格なら

そんな付加価値のある服を選ぶだろう。

ポリバレントクローズ

そんな言葉が聞かれる日がくるかもしれない。

Enharmonic

和の心

日本には世界に誇れる素晴らしい文化がたくさんある

その中の1つに和食がある

和食とは「素材を大切にする」文化

味付けは控えめにして素材の味をしっかり引き出し

これを楽しむ

とてもやさしい あたたかい文化

主張しすぎない やさしい味

素材の良さを最大限に引き出せているか

自分に問うてみる

産地に出向き・職人達の想い・技に触れ、もっともっと

素材の持つ味を大切にしながら1つ1つの作品を作り上げて

いこうと思う

袖を通して頂く度に、笑顔が広がる様な作品を1つでも多く

世に送り出していこう

Enharmonic

NORMCORE

ノームコア

ニューヨークで生まれた新たなファッション造語で

ノーマルとハードコアを掛け合わせて出来た言葉である

それは究極の普通ということを意味する

普通

雑誌などだとスティーブジョブスなどを取り上げて

デニムにタートルネックなどと盛り上げているが

要するにシンプルな格好を指しているのだろう

しかし

このシンプルも実に幅広い

幅広いがゆえに最も語りにくいところ

シンプルというのは1番難しいもので見え方は他のものとことならない

そうすると他との差別化がしにくい

差別をするためには上質なものを身につけていく

この先にあるものは

ブランド的な価値観であったり高級な素材の高級品に向かって行くことになるのではないか

これはすなわち

ファストファッションの終わりと同時にまたブランドブーム再来の予感を感じさせるものではないだろうか

Enharmonic

2014AWの展示会を終えて

2014AWではTAVERNの新しい見せ方に挑戦した。

尚且つ

先見の明を持った方々から高い評価を頂けたことは

率直に大変嬉しく思います。

新しい見せ方と言っても 勿論のこと

今までのTAVERN的な哲学はそのままだが

トレンドや流行を意識しつつ

そことの距離感を絶妙に図ることで

よりバランスの取れた服に仕上げている。

テーマに立てた「in five years」

五年で何を育み 何を糧とするのか

各々違うであろうが

今回のコレクションの服は

そんな五年後のクローゼットにもきっと

凛とした佇まいでハンギングされていることでしょう。

Enharmonic

情報の中に見えるもの

中国では

ミニソウ名創優品 という10元均一ショップが盛り上がりを見せている

それはまるで無印良品のようなものを売る

ユニクロのようなロゴのお店

それは日本でも売っていてとても人気だということもうたっているとか

しかし日本にはもちろん存在もしないのだが

売る側から発信される情報を

消費者は信じて購入するわけだ

だからこそ

売る側が情報の取り扱いには細心の注意を払わなければならないはず

にも関わらずこのような事が起きてしまうと

消費者は発信されてる情報元やその信憑性までを調べてからでないといけないのだろうか

日本では

よく見かけるのがカシミヤブレンドであったりシルクタッチなど

これらは嘘ではないが

ひとつのまやかしに過ぎないだろう

これらは

情報でしかモノを選べないからこそ起きる現象であるのではないだろうか

もっとそれぞれのブランドが

発信する力や説得する力を持てれば

こういう情報に惑わされない時代がくるのだろう

そういう時代が遠からず来ていることを感じつつ

Enharmonicとして力をつけなければならない時であることは

まちがいない

Enharmonic

Spiral staircase 2

未来は誰にもわからない。

わからないが

人は想像し 創造する知恵を授かった。

未来の想像がリアルであればあるほど

今どうしなければならないのか?

という具体的な行動目的が見えてくる。

仮にブランドを20年続けるとしよう。

20年とは随分と長く感じるが

コレクション回数に換算すると

年2回として 40回。

なんとも少ない回数ではないか。

そう考えると1回の重みはまた違ったものになる。

未来の想像がより細かく具体的であれば

それだけ今の行動に重みが増す。

そしてこの重みこそが

より深い足跡を刻むのかもしれない。

Enharmonic

四月馬鹿

エンハーモニックタバーンは今季をもって終了します

もちろん今日だからこそ言える文言

そう

今日はエイプリルフール

起源は謎のままだが 一説によると16世紀のフランスに端を発すると言われている

元々は抗議の意味で4月1日に盛大にバカ騒ぎすることから始まったこのカルチャー

本来の始まった目的は人々の記憶から消えていき今日に至る

普段から馴染みのある習慣でも本来は全く違う意味合いから

始まったものも実に多い 

ルーツをたどる 本質を見据える

服作りの上でも もの凄く大切なことである

TAVERNの服を通してたくさんの方にその事を体感して

いただければと思う

Enharmonic