インターネットが発達し家にいたまま商品を購入出来る時代
いかに便利なサービスが出来るかということを考える反面
お店の重要性または接客のサービスとは何かを考える
そんな時代だ
どちらが良いとか適しているとかそういうことではなく
そういう相反する部分がどんどん顕在化している
それはなぜか
人と人が触れ合う機会が減少しているからだ
その事はコミュニケーション能力の低下にも繋がっている
食事や散髪などの行為の場合はそこに行かなければ成立しないため
その行為自体がサービスを呼ぶことに繋がる
しかし衣類はそうではない
現にインターネットでの売上の比率がどのお店も大きい
前述の食事や散髪についてはその場でないと味わう事ができない
すなわち体験というライブ感がお客様を呼び込む方法にもつながるのではないのか
そしてそれがコミュニケーションを造るきっかけにもなるのではないか
そういうところからコミュニケーションが増え
人と人が繋がる世界になることを願う
Enharmonic
early majority or late majority
アーリーマジョリティーとは
平均より早くに新しいものを取り入れる前期追随者。
レイトマジョリティーは
後期追随者である。
マジョリティーの中で早いか遅いかということは
すでに大衆化している中でという定義だ。
全てのモノ事にはイノベーター(革新者)がいる。
ファッションで言うとインターカラー(国際流行色委員会)が流行色を決める。
その流行がマーケットに落ちるのは約2年後である。
しかしそんなトレンドも市場に落ちず空振りに終わる事も多々ある。
現代で大切なのはイノベーターとマジョリティーを繋ぐ
アーリーアダプターと呼ばれる人達なのだと思う。
彼らは流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。
このフィルターを真剣に鍛えていかねばならない時代の様に思う。
Enharmonic
発信と継承
海外には
ポリバレントクローズ
現在ワールドカップが盛り上がりをみせている。
サッカーの話題を通じて耳にした
ポリバレント という単語
もともとは化学の分野で 多価 を意味する言葉らしいのだが
サッカーではユーティリティに近い意味合いで使われる。
要するに1人がいくつものポジションを熟すことが出来るということ。
これを服として置き換え
ポリバレントクローズと当てはめてみると
一つの服に幾つかの 多価値
を見出すことが出来る。
沢山のシチュエーションにマッチしたり
雨風を防いだり
渇きが早くシワになりにくかったり
普通に見えてそんな多機能が備わっている
同じデザインで同じ価格なら
そんな付加価値のある服を選ぶだろう。
ポリバレントクローズ
そんな言葉が聞かれる日がくるかもしれない。
Enharmonic
和の心
日本には世界に誇れる素晴らしい文化がたくさんある
その中の1つに和食がある
和食とは「素材を大切にする」文化
味付けは控えめにして素材の味をしっかり引き出し
これを楽しむ
とてもやさしい あたたかい文化
主張しすぎない やさしい味
素材の良さを最大限に引き出せているか
自分に問うてみる
産地に出向き・職人達の想い・技に触れ、もっともっと
素材の持つ味を大切にしながら1つ1つの作品を作り上げて
いこうと思う
袖を通して頂く度に、笑顔が広がる様な作品を1つでも多く
世に送り出していこう
Enharmonic
NORMCORE
ノームコア
ニューヨークで生まれた新たなファッション造語で
ノーマルとハードコアを掛け合わせて出来た言葉である
それは究極の普通ということを意味する
普通
雑誌などだとスティーブジョブスなどを取り上げて
デニムにタートルネックなどと盛り上げているが
要するにシンプルな格好を指しているのだろう
しかし
このシンプルも実に幅広い
幅広いがゆえに最も語りにくいところ
シンプルというのは1番難しいもので見え方は他のものとことならない
そうすると他との差別化がしにくい
差別をするためには上質なものを身につけていく
この先にあるものは
ブランド的な価値観であったり高級な素材の高級品に向かって行くことになるのではないか
これはすなわち
ファストファッションの終わりと同時にまたブランドブーム再来の予感を感じさせるものではないだろうか
Enharmonic
2014AWの展示会を終えて
2014AWではTAVERNの新しい見せ方に挑戦した。
尚且つ
先見の明を持った方々から高い評価を頂けたことは
率直に大変嬉しく思います。
新しい見せ方と言っても 勿論のこと
今までのTAVERN的な哲学はそのままだが
トレンドや流行を意識しつつ
そことの距離感を絶妙に図ることで
よりバランスの取れた服に仕上げている。
テーマに立てた「in five years」
五年で何を育み 何を糧とするのか
各々違うであろうが
今回のコレクションの服は
そんな五年後のクローゼットにもきっと
凛とした佇まいでハンギングされていることでしょう。
Enharmonic
情報の中に見えるもの
中国では
ミニソウ名創優品 という10元均一ショップが盛り上がりを見せている
それはまるで無印良品のようなものを売る
ユニクロのようなロゴのお店
それは日本でも売っていてとても人気だということもうたっているとか
しかし日本にはもちろん存在もしないのだが
売る側から発信される情報を
消費者は信じて購入するわけだ
だからこそ
売る側が情報の取り扱いには細心の注意を払わなければならないはず
にも関わらずこのような事が起きてしまうと
消費者は発信されてる情報元やその信憑性までを調べてからでないといけないのだろうか
日本では
よく見かけるのがカシミヤブレンドであったりシルクタッチなど
これらは嘘ではないが
ひとつのまやかしに過ぎないだろう
これらは
情報でしかモノを選べないからこそ起きる現象であるのではないだろうか
もっとそれぞれのブランドが
発信する力や説得する力を持てれば
こういう情報に惑わされない時代がくるのだろう
そういう時代が遠からず来ていることを感じつつ
Enharmonicとして力をつけなければならない時であることは
まちがいない
Enharmonic
Spiral staircase 2
未来は誰にもわからない。
わからないが
人は想像し 創造する知恵を授かった。
未来の想像がリアルであればあるほど
今どうしなければならないのか?
という具体的な行動目的が見えてくる。
仮にブランドを20年続けるとしよう。
20年とは随分と長く感じるが
コレクション回数に換算すると
年2回として 40回。
なんとも少ない回数ではないか。
そう考えると1回の重みはまた違ったものになる。
未来の想像がより細かく具体的であれば
それだけ今の行動に重みが増す。
そしてこの重みこそが
より深い足跡を刻むのかもしれない。
Enharmonic
四月馬鹿
エンハーモニックタバーンは今季をもって終了します
もちろん今日だからこそ言える文言
そう
今日はエイプリルフール
起源は謎のままだが 一説によると16世紀のフランスに端を発すると言われている
元々は抗議の意味で4月1日に盛大にバカ騒ぎすることから始まったこのカルチャー
本来の始まった目的は人々の記憶から消えていき今日に至る
普段から馴染みのある習慣でも本来は全く違う意味合いから
始まったものも実に多い
ルーツをたどる 本質を見据える
服作りの上でも もの凄く大切なことである
TAVERNの服を通してたくさんの方にその事を体感して
いただければと思う
Enharmonic